光線力学療法における光感受性物質の経皮吸収促進法

カテゴリ: 全国大会

論文No: 3-017

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Photodynamic Therapy in the Dermatological Field and Enhanced Cutaneous Absorption of Photosensitizer

著者名: 秋本 眞喜雄(関東学院大学),小川 隆博(エム,イー,エル),西村 朋史(アトム技研),田村 睦(プロコム),前田 憲寿(東京工科大学)

著者名(英語): Akimoto Makio(Kanto Gakuin University),Ogawa Takahiro(MEL.Inc),Nishimura Tomonori(Atom Giken Co.Ltd),Tamura Mutumi(PROCOM Co.Ltd),Maeda Kazuhisa(Tokyo University of Technology)

キーワード: 光線力学療法|イオントフォレーシス|経皮吸収促進|光感受性物質

要約(日本語): 光線力学療法は腫瘍親和性光感受性物質と光線との併用により悪性腫瘍内で光化学反応を惹起させ、腫瘍細胞を選択的に死滅させる治療方法の一つである。外科療法と比べて侵襲が少ないため、重篤な合併症を持つ患者や高齢者にも施行可能な治療法である。しかし、光感受性物質の生体への吸収性は極めて悪いため、長時間の治療時間を必要とし、一般外来診療での適応には制限がある。本研究は皮膚に微小な電流を流してイオン性薬物の経皮吸収性を促進させるイオントフォレーシスに着目し、短時間で光感受性物質を導入して光線力学療法を施行する方法を試みた。その結果、光感受性物質が短時間で皮膚吸収することが確認され、患者拘束時間も大幅に短縮できた。

原稿種別: 日本語

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