感性に基づくマルチエージェント探索プランニングシステム

カテゴリ: 全国大会

論文No: 3-100

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Multi-Agents Search Plannning System with Emotional Model

著者名: 佐上高則 (青山学院大学)

著者名(英語): TAKANORI SAGAMI(Aoyama Gakuin University)

キーワード: 感情

要約(日本語): 近年、世界各地で災害が増加している。効率の良い人命探索手段による被害軽減が国際社会の重要課題の一つになっている。現在、single agentの性能を重視した研究が盛んに行われているが、複数のagentによる探索はあまり研究されていない。しかし、複数の自律した知的agentが相互に影響を及ぼし合い並列性、柔軟性、適応性、耐故障性という特性を得るMulti-Agent Systemは探索において有効であると考えられる。また、我々はこれまでに感情モデルをagentの相互作用にする事で群協調の可能性を見た。感情モデルは協調する上で最も有効なコミュニケーション手段の一つである。本稿では快値「快・不快」のみで決定した感情-行動モデルを複数のagentに与え、探索物の位置が不明確な場合における探索効率の上昇を目的とし、シミュレーション実験を行った。結果、複数のagentによる分散的問題解決の有効性や協調行動の必要性、探索効率の上昇が見られたので報告する。

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 986 Kバイト