永久磁石同期モータセンサレス駆動のための鏡相推定法の簡略化実現と体系化
永久磁石同期モータセンサレス駆動のための鏡相推定法の簡略化実現と体系化
カテゴリ: 全国大会
論文No: 4-097
グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集
発行日: 2010/03/05
タイトル(英語): Simple Realizations of Mirror Phase Estimation Method for Sensorless Drive of PMSMs
著者名: 新中 新二(神奈川大学)
著者名(英語): Shinji Shinnaka(Kanagawa University)
キーワード: 鏡相推定法|高周波電圧印加法|永久磁石同期モータ|ベクトルヘテロダイン法|センサレスベクトル制御
要約(日本語): 永久磁石同期モータ(PMSM)センサレス駆動制御のための低速域用回転子位相推定法として、高周波電圧印加法(広義)が種々提案され,この実用化・商用化が電気自動車,ハイブリッド車等への応用を中心に進められている。高周波電圧印加法(広義)は,PMSMに高周波電圧を印加し,この応答である高周波電流を処理し,高周波電流に含まれる回転子位相情報を抽出し,回転子位相推定値を得るものである。広義の高周波電圧印加法は,印加すべき高周波電圧の生成を定めた狭義の高周波電圧印加法と,印加高周波電圧の応答である高周波電流を処理し回転子位相推定値の生成を定めた位相推定法との組合せとして構成される。 正弦形状の高周波電圧印加法(狭義)のための位相推定法としては,鏡相推定法,ベクトルヘテロダイン法等が報告されている。鏡相推定法は,(a) モータパラメータを必要としない,(b) 回転子位相と高周波電流との正相関を最大限活用できる,(c) 印加高周波電圧の振幅,周波数を変更する場合にも位相推定系の再設計を必要としない,という長所を有する。反面,本推定法は,要求される演算負荷が比較的大きいという短所も有する。 本論文は,多くの長所を有する鏡相推定法に関し,その演算負荷を低減した簡略化実現法を新たに提案するものである。併せて,鏡相推定法とベクトルヘテロダインとの体系化を新規に図るものである。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,741 Kバイト
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