拡張誘起電圧オブザーバによる位置センサレス制御の低速駆動域拡大

カテゴリ: 全国大会

論文No: 4-100

グループ名: 【全国大会】平成22年電気学会全国大会論文集

発行日: 2010/03/05

タイトル(英語): Position Sensorless Control at Low Speed Based on Extended EMF Observer

著者名: 大沼 巧(名古屋大学),道木 慎二(名古屋大学),大熊 繁(名古屋大学)

著者名(英語): Takumi Ohnuma(Nagoya University),Shinji Doki(Nagoya University),Shigeru Okuma(Nagoya University)

キーワード: センサレス制御|オブザーバ|拡張誘起電圧

要約(日本語): 同期モータの位置センサレス制御法の一つである拡張誘起電圧オブザーバには，永久磁石による誘起電圧と突極性の両位置情報を利用できるという特徴がある．しかし，低速域において，突極性による位置情報を取り出すためには，高周波信号を重畳する必要があり，低域通過特性を有するオブザーバでこれを観測することが難しく, 誘起電圧の減少する低速域での性能に限界があった．そこで，本稿では，信号の重畳方法と，それによって得られる位置情報の抽出方法を工夫することによって，低速域における拡張誘起電圧の振幅を増加し，拡張誘起電圧オブザーバの有効な運転領域を拡大する方法を提案する．

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 2,088 Kバイト