積層巻線構造をもつMHz級電力トランスの提案
積層巻線構造をもつMHz級電力トランスの提案
カテゴリ: 全国大会
論文No: 4-045
グループ名: 【全国大会】平成30年電気学会全国大会論文集
発行日: 2018/03/05
タイトル(英語): Proposal of MHz Class Power Transformer with Laminated Winding Structure
著者名: 北村 拓海(奈良工業高等専門学校),永井 歩美(奈良工業高等専門学校),石飛 学(奈良工業高等専門学校)
著者名(英語): Takumi Kitamura(National Institute of Technology, Nara college),Ayumi Nagai(National Institute of Technology, Nara college),Manabu Ishitobi(National Institute of Technology, Nara college)
キーワード: 高周波トランス,空心トランス,巻線構造,近接効果,銅損
要約(日本語): スイッチング電源の高周波化に伴い,MHz帯で動作する低損失なパワートランスが要求されている。しかしながら,小型・軽量,低損失かつ低コストで製作できるパワートランスはこれまで存在しなかった。これは,高周波電力を伝送しようとするとき,鉄損と銅損が顕著となり,実用レベルまで抑制することが難しいためである。そこで,1次,2次巻線を交互に巻いた多層スパイラル形空心パワートランスを提案した。このトランスが鉄損レスであることはもちろん,巻線と鎖交する磁場の歪みが小さくなることで近接効果による銅損の増加を抑えられることがわかった。さらに高い結合状態も実現しており,要求を満たす優れたトランスであることがわかった。
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 548 Kバイト
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