ICCDカメラを用いた電流低下時における真空アーク減衰過程の挙動観測
ICCDカメラを用いた電流低下時における真空アーク減衰過程の挙動観測
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-011
グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集
発行日: 2020/03/01
タイトル(英語): Observation of Vacuum Arc Decay Process under Current Falling State using ICCD Camera
著者名: 畑中佑斗(金沢大学),宮崎貴充(金沢大学),田中康規(金沢大学),中野裕介(金沢大学),上杉喜彦(金沢大学),石島達夫(金沢大学),浅沼岳(富士電機),恩地俊行(富士電機)
著者名(英語): Yuto Hatanaka (Kanazawa University),Takamitsu Miyazaki (Kanazawa University),Yasunori Tanaka (Kanazawa University),Yusuke Nakano (Kanazawa University),Yishihiko Uesugi (Kanazawa University),Tatsuo Ishijima (Kanazawa University),Gaku Asanuma (Fuji Electric Co., Ltd.),Toshiyuki Onchi (Fuji Electric Co., Ltd.)
キーワード: 真空遮断器|真空アーク|減衰過程|金属蒸気|シンクウシャダンキ|シンクウアーク|ゲンスイカテイ|キンゾクジョウキ
要約(日本語): 真空遮断器の性能向上に向けて,電流遮断時に発生する真空アークの挙動の解明を目的とした研究を行っている。これまでに真空アークを生成し,その後電流を転流させることによって真空アークを消弧させる実験系を構築してきた。本報では構築した実験系を用い,電流の時間変化が振幅4 kA程度の交流電流の電流零点近傍を模擬した電流低下時における真空アークの減衰過程を,ICCDカメラを用いて観測した。真空アークに供給される電流が次第に小さくなるにつれて陰極近傍で見られる発光が縮小していくことが確認できた。また,電流裁断直前まで発光が確認でき,電流の減少によって陰極材料の蒸発が停止することで導電性を失い,アークが維持できなくなることが考えられた。
本誌掲載ページ: 17-18 p
原稿種別: 日本語
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