真空中コンディショニングにおける陽極めっきの損耗
真空中コンディショニングにおける陽極めっきの損耗
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-014
グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集
発行日: 2020/03/01
タイトル(英語): Damage of Plating on Anode by Conditioning in Vacuum
著者名: 近藤史規(名古屋大学),北直樹(名古屋大学),小島寛樹(名古屋大学),鈴木飛鳥(名古屋大学),小橋眞(名古屋大学),福田英昭(明電舎),榊正幸(明電舎),早川直樹(名古屋大学)
著者名(英語): Fuminori Kondo (Nagoya University),Naoki Kita (Nagoya University),Hiroki Kojima (Nagoya University),Asuka Suzuki (Nagoya University),Makoto Kobashi (Nagoya University),Hideaki Fukuda (MEIDENSHA CORPORATION),Masayuki Sakaki (MEIDENSHA CORPORATION),Naoki Hayakawa (Nagoya University)
キーワード: 真空|絶縁破壊|コンディショニング|真空遮断器|めっき電極|シンクウ|ゼツエンハカイ|コンディショニング|シンクウシャダンキ|メッキデンキョク
要約(日本語): 真空中絶縁耐力向上のため,めっき電極の利用が検討されている.本稿では,陽極めっき電極に対しコンディショニングを施した場合のめっきの損傷について議論する.真空中のNi棒陰極-NiめっきCu平板陽極電極系に負極性雷インパルス電圧を5000回印加してコンディショニングを施した.コンディショニング後,陽極表面は著しく損傷しているが,絶縁破壊電圧はコンディショニング過程を通して低下しなかった.実験後の陽極断面を観察・分析した結果,陽極のNiめっき表面にCuが多く分布していた.これは,Ni中に拡散したCuを含むNi蒸気が陽極表面に再付着した結果であり,コンディショニング過程を通してめっきが保持されたと考えられる.この結果は陽極めっきの有用性を示す.
本誌掲載ページ: 20-21 p
原稿種別: 日本語
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