真空アークのプラズマパラメータ推定

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-015

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル(英語): Plasma Parameter Estimation of Vacuum Arc

著者名: 江尻開（東京大学）,菊池諒（東京大学）,熊田亜紀子（東京大学）,日高邦彦（東京大学）,諏訪晃弘（明電舎）,松井芳彦（明電舎）,榊正幸（明電舎）

著者名(英語): Haruki Ejiri (The University of Tokyo),Ryo Kikuchi (The University of Tokyo),Akiko Kumada (The University of Tokyo),Kunihiko Hidaka (The University of Tokyo),Akihiro Suwa (Meidensha Corporation),Yoshihiko Matsui (Meidensha Corporation),Masayuki Sakaki (Meidensha Corporation)

キーワード: 真空アーク|分光測定|衝突輻射モデル|プラズマパラメータ|シンクウアーク|ブンコウソクテイ|ショウトツフクシャモデル|プラズマパラメータ

要約(日本語): 真空遮断器の適応範囲を高電圧階級や直流電力網に拡大するためには、ギャップ間で発生するアークのプラズマパラメータを定量的に把握することが不可欠である。本稿では、分光測定と衝突輻射モデルを用いて真空アークのプラズマパラメータを推定した結果を報告する。ギャップ長5 mm、直径10 mm、Cu100の接点に2 kAの電流を流した際のアークの分光測定結果は、衝突輻射モデルにおいて電子温度を1.1 eV程度、電子密度を10^20.3 /m³程度として算出したCu IやCu IIの各輝線の発光強度とよく一致した。電流ピーク値付近における電子温度は、Cu100 > Cu80Cr20 > Cu50Cr20接点の順であった。

本誌掲載ページ: 21-22 p

原稿種別: 日本語