酸化クロムを塗布した真空バルブ内壁での沿面放電シミュレーション
酸化クロムを塗布した真空バルブ内壁での沿面放電シミュレーション
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-016
グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集
発行日: 2020/03/01
タイトル(英語): Simulation of Surface Flashover on Vacuum Interrupter Insulator Partially Coated with Cr2O3
著者名: 寺田悠人(東京大学),江尻開(東京大学),熊田亜紀子(東京大学),日髙邦彦(東京大学),道念大樹(三菱電機),小倉健太郎(三菱電機)
著者名(英語): Yuto Terada (The University of Tokyo),Haruki Ejiri (The University of Tokyo),Akiko Kumada (The University of Tokyo),Kunihiko Hidaka (The University of Tokyo),Taiki Donen (Mitsubishi Electric Corporation),Kentaro Kokura (Mitsubishi Electric Corporation)
要約(日本語): 現在,中電圧階級の遮断器として利用されているものの一つに真空遮断器があり,高電圧階級への展開が求められている。高耐圧化の実現には,真空遮断器の絶縁筒表面で発生する沿面放電を抑制する必要がある。現在注目されているのが,酸化クロムを絶縁筒の表面に塗布する方法である。この方法により,真空遮断器を模したモデルの耐電圧が向上することが判明しているが,その原理は不明である。本稿では,真空遮断器の絶縁筒を模したモデルに酸化クロムを塗布することによる真空沿面放電への影響を明らかにするため,電極から電界電子放出により放出された電子が,誘電体壁面への二次電子放出を伴う衝突により個数を増やしながら絶縁破壊へと至る過程をシミュレートした結果について報告する。
本誌掲載ページ: 22-24 p
原稿種別: 日本語
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