整流子片開離までの直流転流過程の理論的導出―小電流・低速度条件での残留電流測定値との比較―

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-024

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル(英語): Theoretical Derivation of Direct Current Commutation Process until Commutator-Segment Separation in Motor―Comparison to Measured Residual Current under Low Current and Slow Velocity Conditions―

著者名: 小椋陽介（名古屋大学）,横水康伸（名古屋大学）,福塚隆司（名古屋大学）,大島和也（名古屋大学）

著者名(英語): Yosuke Ogura (Nagoya University),Yasunobu Yokomizu (Nagoya University),Takashi Fukutsuka (Nagoya University),Kazuya Oshima (Nagoya University)

キーワード: 直流アーク|直流モータ|残留電流|チョクリュウアーク|チョクリュウモータ|ザンリュウデンリュウ

要約(日本語): 直流モータでは，アーク放電がブラシと整流子片との間に発生することがある。アーク放電の発生はブラシ損耗現象の起因となる。アーク放電は残留電流を初期値として形成され，アーク継続時間は残留電流に比例的に長くなる。したがって，残留電流はアーク継続時間を決定するための重要な要素である。筆者らは，電気接点の摺動過程では多くの要因，すなわち電気的，機械的，熱的および材料的要因が関わることを考慮し，摺動中の電気接点を流れる直流の転流推移を理論的に導出する計算手法を構築してきた。本報告では，ある 2 条件で直流の転流過程および残留電流を理論的に導出した。次いで，同一条件で測定された残留電流と比較した。

本誌掲載ページ: 32-33 p

原稿種別: 日本語