CO2/O2混合ガスの大電流試験後の絶縁性能

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-062

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル：CO₂/O₂混合ガスの大電流試験後の絶縁性能

タイトル(英語): Dielectric performance of a CO₂/O₂ gas circuit breaker after short circuit tests

著者名: 井上徹（東芝エネルギーシステムズ）,加藤紀光（東芝エネルギーシステムズ）,安岡孝倫（東芝エネルギーシステムズ）,内井敏之（東芝エネルギーシステムズ）,真島周也（東芝エネルギーシステムズ）,長谷川朋寛（東芝エネルギーシステムズ）

著者名(英語): Toru Inoue (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Norimitsu Katou (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Takanori Yasuoka (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Toshiyuki Uchii (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Amane Majima (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Tomohiro Hasegawa (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation)

キーワード: CO2O2混合ガス|遮断器|混合比の変化|絶縁性能|シーオーツーオーツーコンゴウガス|シャダンキ|コンゴウヒノヘンカ|ゼツエンセイノウ

要約(日本語): SF₆ガスに代わる絶縁・遮断媒体としてCO₂ベースの混合ガスの適用が研究されている。その混合比率は大電流遮断後に変化し、絶縁・遮断性能などが影響を受ける可能性がある。本稿では、145kV定格のモデル遮断器を用いて、CO₂/O₂(30%)混合ガスの大電流遮断前後での混合比率の変化と絶縁性能への影響を考察した。まず、大電流遮断後においてもO₂濃度は測定機器の測定精度範囲内（＜±3%）であることを確認した。さらに、分解生成ガス及び生成物の影響を含めて評価するため、36kAを複数回遮断後の耐電圧試験を実施し、十分な後耐電圧性能を有することを確認した。これらの結果は、SF₆ガスと同様の充填圧管理により、CO₂/O₂混合ガスの絶縁性能が担保できることを示唆している。

本誌掲載ページ: 82-83 p

原稿種別: 日本語