C3H2F4を添加したCO2/O2消弧ガスの臨界電界―温度300~4000 K, C3H2F4添加率8%―
C3H2F4を添加したCO2/O2消弧ガスの臨界電界―温度300~4000 K, C3H2F4添加率8%―
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-065
グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集
発行日: 2020/03/01
タイトル:C3H2F4を添加したCO2/O2消弧ガスの臨界電界―温度300~4000 K, C3H2F4添加率8%―
タイトル(英語): Critical Reduced Electric-Field Strength of High-Temperature CO2/O2 Mixture Added with 8% C3H2F4 Concentration at 300-4000 K
著者名: 杉田武弘(名古屋大学),横水康伸(名古屋大学),兒玉直人(名古屋大学),石井達也(名古屋大学),佐藤基宗(三菱電機/名古屋大学),中村泰規(三菱電機),小倉健太郎(三菱電機)
著者名(英語): Takehiro Sugita (Nagoya University),Yasunobu Yokomizu (Nagoya University),Naoto Kodama (Nagoya University),Tatsuya Ishii (Nagoya University),Motohiro Sato (Mitsubishi Electric Corp./ Nagoya University),Yasunori Nakamura (Mitsubishi Electric Corp.),Kentarou Kokura (Mitsubishi Electric Corp.)
キーワード: 代替消弧ガス|ガス遮断機|ダイタイショウコガス|ガスシャダンキ
要約(日本語): 近年では,日本および欧州における高電圧遮断器の製造メーカー各社は,消弧ガスとしてCO2/O2ガスへの他種ガス混合(C3H2F4, C4-FN, C5-FKなど)を検討あるいは提案している。筆者らは,CO2/O2/C3H2F4混合ガスがアークによって一旦熱解離し,その後温度低下した状況について,300~4000 Kでの化学組成の理論計算結果から主たる気相化学種と凝縮相炭素の生成を示すとともに,凝縮相炭素の生成防止条件をC3H2F4混合率YCHFとO2混合率YO2とで定式化できることを明らかにしてきた。さらに,C4-FNあるいはC5-FKを混合したCO2/O2ガスに展開させ,凝縮相炭素の生成防止条件を導出してきた。 本研究は,次段階として,前述の他種ガスを混合したCO2/O2ガスについて,高温化での様々な気相構成種を考慮し,実効電離係数ひいては臨界電界ECrなどの電気絶縁特性の導出に着手している。本稿では,CO2/O2/C3H2F4混合ガスにおける300~4000 Kでの臨界電界ECrを一混合条件下について述べている。
本誌掲載ページ: 85-86 p
原稿種別: 日本語
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