島嶼系統に於ける慣性定数のリアルタイム計測試験(その1~システム概要~)
島嶼系統に於ける慣性定数のリアルタイム計測試験(その1~システム概要~)
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-090
グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集
発行日: 2020/03/01
タイトル(英語): Real-time measurement test of inertia constant in island grid (Part 1-System overview-)
著者名: 宮崎聡(東京電力ホールディングス),保坂直貴(東京電力ホールディングス),ベリーブライアン(リアクティブ・テクノロジーズ)
著者名(英語): Satoshi Miyazaki (Tokyo Electric Power Company Holdings Inc.),Naoki Hoska (Tokyo Electric Power Company Holdings Inc.),Brian Berry (Reactive Technologies Limited)
キーワード: 電力系統|慣性|再生可能エネルギー|デンリョクケイトウ|カンセイ|サイセイカノウエネルギー
要約(日本語): 変動性再生可能エネルギー(VRE)の大量導入に伴い、バルク電力系統がこれまで維持してきた慣性エネルギーが近年徐々に低下している。この状況下で系統擾乱が発生し、周波数変化率 (RoCoF) が急上昇した結果、大規模停電に至る事象が南オーストラリアで発生した。一方、系統慣性定数をリアルタイム計測する取り組みが米国ERCOTで開始された。発電機慣性定数の総量を算出する方法で、極めて容易に取得できる。しかし、配電系統に連系された発電機など、彼らの管理下に無い慣性定数を反映することは不可能であり、慣性定数を必ずしも正確に計測しているとは言えない。そこで、筆者らは、電力系統に微少電力変動をアクティブに注入することで、系統全体の慣性定数をリアルタイムで精度良く計測する手法を採用し、島嶼系統で実証試験を行ったので、そのシステム概要を報告する。
本誌掲載ページ: 128-129 p
原稿種別: 日本語
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