相互インピーダンスが配電系統へ与える影響の理論的な考察について

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-136

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル(英語): Effect of Mutual Impedance on Distribution System

著者名: 田中俊生（九州電力）,長尾潤（九州電力）,長嶋洋（九州電力）,張本毅（九州電力）,本山順平（九州電力）,太田淳一（九州電力）,藤井嵩大（東北大学）,飯岡大輔（東北大学）

著者名(英語): Toshio Tanaka (Kyushu Electric Power),Hiroshi Nagao (Kyushu Electric Power),Hiroshi Nagashima (Kyushu Electric Power),Tsuyoshi Harimoto (Kyushu Electric Power),Junpei Motoyama (Kyushu Electric Power),Junichi Oota (Kyushu Electric Power),Takahiro Fujii (Tohoku University),Daisuke Iioka (Tohoku University)

キーワード: 相互インピーダンス|配電系統|太陽光発電|逆潮流|電圧不平衡|無効電力|ソウゴインピーダンス|ハイデンケイトウ|タイヨウコウハツデン|ギャクチョウリュウ|デンアツフヘイコウ|ムコウデンリョク

要約(日本語): 太陽光発電(PV)が配電系統へ大量連系し、逆潮流が大きくなると電圧不平衡が拡大する現象が確認された。この現象は、配電線路の相配列に起因する相互インピーダンスの不平衡により生じ、配電線路の捻架により相互インピーダンスを平衡として是正されることを確認した。 今回、逆潮流増加に伴う電圧及び電力不平衡の拡大と相互インピーダンスの関係の解明を目的に、理論式の詳細な分析及びベクトル図を基に検討を行った。 この結果、配電線路中央の相は電圧位相が順潮流では進み、逆潮流では遅れこと及び、潮流方向にかかわらず、遅れ無効電力が生じることが明らかとなったので報告する。

本誌掲載ページ: 215-217 p

原稿種別: 日本語