(110) [001]珪素鋼単結晶板を利用した振動発電に関する研究

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-035

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル(英語): Study on energy harvesting with (110) [001] Si-Fe single crystal sheet

著者名: 長内史也（東北大学）,枦修一郎（東北大学）,山本健一（琉球大学）,石山和志（東北大学）

著者名(英語): Fumiya Osanai (RIEC Tohoku University),Shuichiro Hashi (RIEC Tohoku University),Ken-ichi Yamamoto (University of the Ryukyus),Kazushi Ishiyama (RIEC Tohoku University)

キーワード: 珪素鋼板|環境発電|逆磁歪効果|ケイソコウハン|カンキョウハツデン|ギャクジワイコウカ

要約(日本語): 逆磁歪効果を利用した振動発電は，大きな磁歪定数を有する磁性材料の有効性が数多く報告されている。これに対し我々は，結晶方位を考慮することで磁歪定数は小さいが安価で高い飽和磁束密度を有する3%珪素鋼板の振動発電材としての有効性について検討を行っている。今回は(110)[001]珪素鋼単結晶板について，圧縮応力印加下におけるB-H曲線の測定を行い，評価を行った。結果として，応力を印加していない状態と圧縮応力印加時(47 MPa)では,最大で0.4 Tの差が得られた。したがって，適切なバイアス磁場のもとで外部振動によって珪素鋼板に応力が加わる機構を作成し、そこにコイルを巻いておくことによって珪素鋼板を利用した振動発電の実現が可能となる。

本誌掲載ページ: 54-55 p

原稿種別: 日本語