OFケーブル用圧力油槽内連結鉛管の応力腐食割れについて

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-121

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル(英語): Stress Corrosion Cracking Evaluation of Connecting Lead Pipe for Oil Filled Cable Pressure Tank

著者名: 佐藤秀憲（東京電力ホールディングス）,相原靖彦（東京電力ホールディングス）,龍岡照久（東京電力ホールディングス）

著者名(英語): Sato Hidenori (TEPCO Research Institute R&D Department Materials and Chemistry Division),Aihara Yasuhko (TEPCO Research Institute R&D Department Materials and Chemistry Division),Tatsuoka Teruhisa (TEPCO Research Institute R&D Department Materials and Chemistry Division)

キーワード: OFケーブル|油槽|給油装置|応力腐食割れ|絶縁油|オーエフケーブル|ユソウ|キュウユソウチ|オウリョクフショクワレ|ゼツエンユ

要約(日本語): OFケーブル接続部の絶縁油中ガス分析により窒素ガスや水分量の増加傾向を示した箇所が発見され，経年油槽の内油と外油の絶縁油ガス分析を実施した結果，外油と内油が混合していることが確認された．油槽の解体調査によりセル部と油槽ケース内油コネクタとの連結鉛管の亀裂が確認され、劣化モードの調査を行った結果，連結鉛管亀裂部において腐食生成物および疲労破壊の特徴を示すストライエーション状模様が一部に確認された。連結鉛管はケーブルの負荷変動や季節温度変化による伸縮で繰返し応力がかかりやすい状態であったことから油中水分により外周表面に応力腐食割れを生じ，その後繰返し応力により疲労破壊が進展したものと推察される。

本誌掲載ページ: 196-198 p

原稿種別: 日本語