渦電流探傷法を用いた銅電線の導体腐食検出

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-128

グループ名: 【全国大会】令和2年電気学会全国大会論文集

発行日: 2020/03/01

タイトル(英語): Conductor corrosion detection of copper wires using Eddy Current Testing

著者名: 神山史也（矢崎エナジーシステム）,石橋賢一（矢崎エナジーシステム）,田澤和俊（矢崎エナジーシステム）,市川博章（矢崎エナジーシステム）,佐藤英章（東京電力パワーグリッド）,泉川毅（東京電力パワーグリッド）

著者名(英語): Fumiya Koyama (Yazaki Energy System Corporation),Kenichi Ishibashi (Yazaki Energy System Corporation),Kazutoshi Tazawa (Yazaki Energy System Corporation),Hiroyuki Ichikawa (Yazaki Energy System Corporation),Hideaki Sato (TEPCO Power Grid,Inc.),Tsuyoshi Izumikawa (TEPCO Power Grid,Inc.)

キーワード: 渦電流探傷法|銅電線|導体腐食検出|応力腐食割れ|ウズデンリュウタンショウホウ|ドウデンセン|ドウタイフショクケンシュツ|オウリョクフショクワレ

要約(日本語): 本論文では渦電流探傷法を用いた銅電線の導体腐食検出の有効性について報告する。 撤去電線の腐食レベルを確認し，それを素に作成した簡易構造モデルでの検証を実施した。腐食レベルに応じて出力差が得られることから撚り線構造に対する腐食検出の可能性を確認した。また，出力変化要因としては接触面を除いた表面と接触面の腐食状態の2つの因子が考えられる。 次に撤去電線について渦電流探傷法を用いた測定を実施した場合も腐食レベルに応じて出力もしくは位相が変化することから，渦電流探傷法を用いた銅電線の導体腐食検出の有効性を示す結果となった。さらに腐食が斑点状に発生している状態でも腐食検出が可能であることも確認した。

本誌掲載ページ: 206-208 p

原稿種別: 日本語