移動ロボットを活用したサギ飛来対策技術の変電設備における効果評価

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-059

グループ名: 【全国大会】令和4年電気学会全国大会論文集

発行日: 2022/03/01

タイトル(英語): Effectiveness of Mobile Robotic Countermeasure for Herons in Substation

著者名: 白井正樹（電力中央研究所）,小林聡（電力中央研究所）,石野隆一（電力中央研究所）,中屋耕（電力中央研究所）,中西嘉人（中部電力）,杉本敏文（中部電力）,津田その子（中部電力）,晴山貴行（東北電力ネットワーク）,瀧根健志（電源開発送変電ネットワーク）

著者名(英語): Masaki Shirai (Central Research Institute of Electric Power Industry),Soh Kobayashi (Central Research Institute of Electric Power Industry),Ryuichi Ishino (Central Research Institute of Electric Power Industry),Ko Nakaya (Central Research Institute of Electric Power Industry),Yoshito Nakanishi (Chubu Electric Power Co., Inc.),Toshifumi Sugimoto (Chubu Electric Power Co., Inc.),Sonoko Tsuda (Chubu Electric Power Co., Inc.),Takayuki Hareyama (Tohoku Electric Power Network Co., Inc.),Kenji Takine (J-POWER Transmission Network Co., Ltd.)

キーワード: 鳥害対策|保守合理化|電力インフラ|自律型移動ロボット|アオサギ|Bird damage control|Retionalization of maintenance procedure|Electric power infrastructure|Autonomous mobile robot|Grey heron

要約(日本語): 変電設備では，サギ類の粘性の高いフンが碍子に付着することで停電故障を起こす事例が知られている。既存のサギ類の対策技術として，移動ロボットにより追い払う手法が存在するが，実際の変電設備での有効性は未解明である。本研究では，移動ロボットを実際の変電設備に導入し，移動ロボットによるサギ類の追い払いと接近防止の効果を明らかにすることを目的とした。現地観測の結果から，変電設備に飛来するアオサギが移動ロボットに対して警戒したり逃走したりする様子が確認できた。今後は，高い防水・防塵機能や安定した電源供給機能を搭載することで，長期間の現場実装に対応できる移動ロボットの開発が必要となるだろう。

本誌掲載ページ: 72-74 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 521 Kバイト