渦電流探傷法による実線路の導体腐食検出

カテゴリ: 全国大会

論文No: 7-079

グループ名: 【全国大会】令和4年電気学会全国大会論文集

発行日: 2022/03/01

タイトル(英語): Conductor corrosion detection of copper wires using Eddy Current Testing

著者名: 滋野弘崇（矢崎エナジーシステム）,田澤和俊（矢崎エナジーシステム）,市川博章（矢崎エナジーシステム）,佐藤英章（東京電力パワーグリッド）,清水優希（東京電力パワーグリッド）,原田芳裕（東京電力パワーグリッド）

著者名(英語): Hirotaka Shigeno (Yazaki Energy System Corporation),Kazutoshi Tazawa (Yazaki Energy System Corporation),Hiroyuki Ichikawa (Yazaki Energy System Corporation),Hideaki Sato (TEPCO Power Grid,Inc),Yuki Shimizu (TEPCO Power Grid,Inc),Yoshihiro Harada (TEPCO Power Grid,Inc)

キーワード: 渦電流探傷法|導体腐食検出装置|応力腐食割れ|Eddy Current Testing|Conductor corrosion detector|Stress corrosion cracking

要約(日本語): 銅導体の架空配電線の課題として応力腐食断線が広く知られており，既に布設されている電線に対して健全性の評価や点検を行うことが重要である。有効な診断方法の1つとして渦電流探傷法が提案されている。本稿では渦電流探傷法を用いた非破壊での銅電線の導体腐食検出の有効性及び実線路での測定を実施した。
渦電流探傷法を用いた銅腐食検出装置において難着雪型架橋ポリエチレンSN-OC線（80 mm2）の実線路を測定した結果，目視観察と測定箇所の正誤判定は78％であった。この差異においては配線路の長手方向に錆がまばらに発生しており，隣接する測定箇所で測定結果が大きな違いが確認されたため，自走機による検出精度向上を図る予定である。

本誌掲載ページ: 125-127 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 505 Kバイト