森林に近接した送電線の対地静電容量の近似計算 -変分原理による上下界値計算法-

カテゴリ: 全国大会

論文No: 1-021

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Approximate Calculation of Ground Capacitance of Overhead Power Line Close to Forests – A Method of Calculating Upper and Lower Boundary Based on the Variational Principle

著者名: 渡辺　和夫（元フジクラ/元千葉大学/元芝浦工業大学）

著者名(英語): Kazuo Watanabe

キーワード: 送電線|対地静電容量|変分原理|上下界値計算|等角写像|Schwarz-Christoffel 変換|overhead power line|ground capacitance|variational principle|calculating upper and lower boundary|conformal mapping|Schwarz-Christoffel transformation

要約(日本語): 森林に近接した架空送電線の対地間静電容量を求める問題が既に1927年のドイツ文献に報告されており，1942年の名著「静電場」にも紹介されている。それはSchwarz-Christoffel 変換を用いた等角写像を駆使した力作で，計算機が発達していない時代に驚くべき成果と言えるだろう。今回その問題を改めて見直した結果，同様の変換を用いて解が容易に求まり，その値の妥当性を簡略化された変分原理による上下界値計算により評価した。本報告ではその変分原理に基づく上下界計算による近似解析法の活用例を紹介する。

本誌掲載ページ: 28-30 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 852 Kバイト