照明光に応じて変色してみえるガラスの色彩現象の解析
照明光に応じて変色してみえるガラスの色彩現象の解析
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-025
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Analysis of Color Phenomena in Glass that Looks Like Changing its Color Dependent on Illuminant Color
著者名: 栗田将太郎(東洋大学),佐野勇司(東洋大学)
著者名(英語): Shoutaro Kurita (Toyo University),Yuji Sano (Toyo University)
キーワード: 色|照明光|ネオジム|ガラス|分光特性|白熱電球|color|illumination light|neodymium|glass|spectral characteristics|incandescent lamp
要約(日本語): 照明光源に応じて見える色が変化するガラスと照明光源の光学特性を測定することにより,変色して見える原因を解析した。変色するガラスへの入射光の透過比と反射比の分光特性を測定した結果,570~600nm付近の橙色から黄色光を透過比0.1~0.2に吸収し,740nm付近の赤色光にも吸収が見られた。測定したガラスには酸化ネオジムが配合されている可能性が高い。光吸収による拡散反射光の変化に起因して,見える色が変化する可能性がある。蛍光灯とLED電球の照明光では,光吸収波長域の拡散反射が減衰して赤色感と明るさ感が著しく低下して青色感が優位になると考える。白熱電球においては吸収波長域によりY刺激値の低下と赤色感の増加が生じたと考える。
本誌掲載ページ: 33-35 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 539 Kバイト
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