ヒト神経スフェロイドを用いた商用周波強磁界に対する神経刺激応答の評価
ヒト神経スフェロイドを用いた商用周波強磁界に対する神経刺激応答の評価
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-029
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Evaluation of stimulus response to high-intensity power-frequency magnetic field exposure on human neural spheroid
著者名: 齋藤淳史(電力中央研究所),椎名健雄(電力中央研究所),関場陽一(電力計算センター)
著者名(英語): Saito Atsushi (CRIEPI),Takeo Shiina (CRIEPI),Yoichi Sekiba (DCC)
キーワード: ヒト神経スフェロイド|商用周波磁界|刺激応答|Ca振動|リアルタイム検出|Human neural spheroid|Power frequency magnetic field|Stimulus response|Calcium oscillation|Real-time detection
要約(日本語): 時間変化する低周波帯(主に1 Hz~100 kHz)の強磁界は,体内に誘導される電界を介して神経系を電気的に刺激する。この「刺激作用」は,低周波電磁界が人体に及ぼす確立された生体作用の1つとして人体防護ガイドラインの生物学的根拠となっているが,その閾値には科学的な不確かさが含まれており,更なる知見の蓄積が望まれている。そこで我々は,商用周波磁界に対する中枢神経系への刺激作用の閾値を精密に評価するため,ヒトiPS細胞由来神経細胞より作製した3次元状の培養神経回路網(ヒト神経スフェロイド)に50 Hz正弦波,300 mT(実効値)の強磁界をばく露し,神経活動(Ca振動)に変化が生じるばく露量を推定した。
本誌掲載ページ: 40-41 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 309 Kバイト
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