多層プリント基板の沿面構造における放電特性
多層プリント基板の沿面構造における放電特性
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-054
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Discharge property of creepage structure in multilayer printed circuit board
著者名: 髙木謙一郎(SOKEN),髙橋芳光(SOKEN),徳舛彰(デンソー)
著者名(英語): Kenichiro Takagi (SOKEN, INC.),Yoshimitsu Takahashi (SOKEN, INC.),Akira Tokumasu (DENSO CORP.)
キーワード: 電動車|プリント基板|放電|絶縁|沿面距離|電界|electric vehicle|printed circuit board|discharge|insulation|creepage distance|electric field
要約(日本語): 近年の電動車駆動システムの高電圧化の傾向に伴い,絶縁性能の保証がより一層重要になっている。モータを駆動するインバータにおいては,制御用プリント基板の高電圧部の絶縁のため,沿面絶縁部(沿面距離)を確保する必要がある。本稿では,プリント基板の沿面絶縁部において,放電が発生する箇所を明らかにするため,実測による評価を行った。評価の結果,電極端部形状が直線(電極の離間距離が最小)である箇所ではなく,直角である箇所で放電が発生することを示唆する結果を得た。更に,直角部に沿面距離と同等のR形状を持たせ電界緩和することで,直角部での絶縁の律速が解消され,放電開始電圧が向上することを示した。
本誌掲載ページ: 68-70 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 700 Kバイト
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