ナノ粒子生成用タンデム型変調熱プラズマの反応チャンバ内挿入フランジの巻込みガス流への影響

カテゴリ: 全国大会

論文No: 1-064

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Influence of Additional Flanges Inserted in Reaction Chamber on Gas Entrained Gas Flow in Tandem Modulated Induction Thermal Plasma for Nanoparticle Synthesis

著者名: 岡野里桜（金沢大学）,彭井謙（金沢大学）,田中伶郎（金沢大学）,田中康規（金沢大学）,中野裕介（金沢大学）,石島達夫（金沢大学）,末安志織（日清製粉グループ本社）,渡邉周（日清製粉グループ本社）,中村圭太郎（日清製粉グループ本社）

著者名(英語): Rio Okano (Kanazawa University),Jingqian Peng (Kanazawa University),Reo Tanaka (Kanazawa University),Yasunori Tanaka (Kanazawa University),Yusuke Nakano (Kanazawa University),Tatuo Ishijima (Kanazawa University),Shiori Sueyasu (Nisshin Seifun Group Inc),S

キーワード: タンデム型変調熱プラズマ|ナノ粒子大量生成|フランジ挿入|Tandem modulated thermal plasma|Mass production of nanoparticles|Flange insertion

要約(日本語): タンデム型変調誘導熱プラズマ（Tandem-MITP）は，短時間かつ大量のナノ粒子生成を実現する熱流動場を生成する。この熱流動場は熱プラズマ変調とそれによって誘起される低温巻込み流により，数 msオーダで大きく時空間変動する。低温巻込み流はトーチ直下で径方向内向きに流入し，周囲の原料蒸発蒸気を急冷し過飽和とすることでナノ粒子核が大量に生成される。本報では，巻込みガス流の拡大・促進のために，Tandem-MITP下流の反応チャンバ領域への付加フランジ挿入の影響をガス温度およびナノ粒子数密度分布の数値解析結果から検討した。計算結果から，チャンバ領域に付加フランジを挿入し，さらにその数を増加させることで，フランジ直下で巻込み流が生じ，核生成が促進されることでナノ粒子生成量が飛躍的に向上できることが示唆された。

本誌掲載ページ: 79-80 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 429 Kバイト