ナノ秒パルス電界の時間領域解析に基づくがん細胞のアポトーシス解明
ナノ秒パルス電界の時間領域解析に基づくがん細胞のアポトーシス解明
カテゴリ: 全国大会
論文No: 1-076
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Elucidation Apoptosis on Cancer Cells on Time Domain Analysis of Nanosecond Pulsed Electric Field
著者名: 蜷川悠斗(東京都立大学),佐藤寛人(東京都立大学),加藤英子(東京都立大学),八木一平(東京都立大学),内田諭(東京都立大学)
著者名(英語): Yuto Ninagawa (Tokyo Metropolitan University),Hiroto Sato (Tokyo Metropolitan University),Eiko Kato (Tokyo Metropolitan University),Ippei Yagi (Tokyo Metropolitan University),Satoshi Uchida (Tokyo Metropolitan University)
キーワード: ナノ秒パルス電界|がん細胞|アポトーシス|等価回路|時間領域解析|nanosecond pulsed electric field|cancer cell|apoptosis|equivalent circuit|time domain analysis
要約(日本語): これまで,がん治療の新規の手法としてナノ秒パルス電界による治療法が注目されてきた。ナノ秒パルス電界をがん細胞に印加すると,アポトーシスが誘導される。しかし,ナノ秒パルス電界の研究において電気パラメータおよび電極形状など異なる条件で実施されているため,アポトーシスを誘起するための最適な電気刺激量が確立されていない。本稿では,細胞各要素の電気刺激量とアポトーシスとの関係を明確にすることを目的とした。解析手法として,がん細胞をRC並列回路に置換し,時間領域解析を用いて電気刺激量を導出した。解析より,パルス幅が短いほど核質およびミトコンドリアの電圧が増加した。高電界が膜に印加されることより,イオンチャネルが開口し,アポトーシス発現に関わる可能性が考えられる。
本誌掲載ページ: 93-94 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 339 Kバイト
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