セルロースナノファイバー（CNF）成形板の部分放電および絶縁破壊電界の厚さ依存性

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-009

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Thickness Dependence of Partial Discharge and Breakdown Strength of Cellulose Nano-Fiber Board

著者名: 木村啓韻（名古屋大学）,北直樹（名古屋大学）,小島寛樹（名古屋大学）,早川直樹（名古屋大学）,岩永拓実（東芝三菱電機産業システム）,山下優（東芝三菱電機産業システム）,岡本徹志（東芝三菱電機産業システム）,古田尚（利昌工業）,奥村浩史（利昌工業）,山中雄太（三菱電機）

著者名(英語): Kein Kimura (Nagoya University),Naoki Kita (Nagoya University),HIroki Kojima (Nagoya University),Naoki Hayakawa (Nagoya University),Takumi Iwanaga (Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation),Yu Yamashita (Toshiba Mitsubishi-Electric Indus

キーワード: セルロースナノファイバー|部分放電|絶縁破壊|比誘電率|厚さ依存性|cellulose nano-fiber|partial discharge|breakdown|relative permittivity|thickness dependence

要約(日本語): セルロースナノファイバー（CNF）は，バイオマス由来の低負荷環境材料として注目されており，筆者らは，大形回転機用絶縁材料への適用を目指している。本研究では，CNFのみから構成された成形板（CNF100%成形板）の部分放電開始電界（PDIE）および絶縁破壊電界（BDE）の厚さ依存性について検討した。課電試験における放電痕の解析や電界解析により，大気中におけるCNF100%成形板の絶縁破壊は球電極直下の貫通破壊，部分放電は球－試料間の楔ギャップ放電であることが確認された。また，BDE，PDIEは厚さの増加とともに低下しており，それぞれ体積効果と楔ギャップ空間のPD起点が三重点から遠ざかるためと考えられる。

本誌掲載ページ: 9-10 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 546 Kバイト