部分放電が高温下における脂環式エポキシ樹脂のインパルス絶縁破壊の強さに与える影響

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-010

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Effect of Partial Discharge on Impulse Breakdown Strength of Alicyclic Epoxy Resins at High Temperatures

著者名: 岡田倖輝（豊橋技術科学大学）,川島朋裕（豊橋技術科学大学）,村上義信（豊橋技術科学大学）

著者名(英語): Koki Okada (Toyohashi University of Technology),Tomohiro Kawashima (Toyohashi University of Technology),Yoshinobu Murakami (Toyohashi University of Technology)

キーワード: 絶縁破壊|部分放電|脂環式エポキシ樹脂|酸無水物硬化剤|breakdown of insulation|partial discharge|alicyclic epoxy resin|acid anhydride hardener

要約(日本語): 一般的に電力機器は高温に晒される場合が多く，絶縁材料として多用されるEP樹脂などの絶縁材料も高温となり，絶縁劣化が進行する可能性がある。筆者らは各種酸無水物硬化剤を用いた脂環式EP樹脂の球-平板電極系におけるインパルス絶縁破壊の強さ（Imp-Fb）は比誘電率差に伴う部分放電が影響を及ぼしている可能性があることを報告した。本研究では，上記考察を確かめるため，部分放電の影響等，Fbに及ぼす2次的要因を排除できるMcKeown電極系を用いて各種脂環式EP樹脂のImp-Fbを測定した。その結果，McKeown電極系における各種脂環式EP樹脂のImp-Fbの比は高温下の球-平板電極系におけるそれらより小さくなった。絶縁破壊前の部分放電の抑制がMcKeown電極系におけるImp-Fbの比の低下をもたらしたと考えられる。

本誌掲載ページ: 10-11 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 626 Kバイト