双極性矩形波電圧印加によりPETフィルム内に蓄積する空間電荷分布の測定
双極性矩形波電圧印加によりPETフィルム内に蓄積する空間電荷分布の測定
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-019
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Measurement of space charge distribution accumulated in PET film by application of bipolar square wave voltage
著者名: 榊原慶大(東京都市大学)
著者名(英語): Keita Sakakibara (Tokyo City University)
キーワード: 空間電荷|ポリエチレンテレフタレート|PEA法|絶縁体|双極性矩形波|space charge|polyethylene terephthalate|pulse electro acoustic method|insulator|bipolar square wave
要約(日本語): 電力機器では,高速スイッチングによる矩形波電圧がインバータ素子を構成する絶縁材料に印加される。しかし,矩形波電圧が空気を介して絶縁材料に印加されると部分放電が発生し,材料の劣化や絶縁破壊が発生する。例えば巻線被膜用絶縁材料では,矩形波電圧が印加されると,巻線間に電位差が生じ,巻線間の空隙で部分放電が発生する。したがって部分放電開始電圧(PDIV)は,電動機設計における重要な要因となるが,被覆用絶縁材料に空間電荷の蓄積が生じると,巻線間の空隙に印加される電圧が増加し,PDIVが低下すると予想され,矩形波電圧印加による絶縁材料中の空間電荷蓄積状況を把握する必要がある。今回は双極性矩形波電圧印加により材料内に蓄積する空間電荷分布測定を行い,直流電圧印加により生じる分布との比較を行った。
本誌掲載ページ: 20-21 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 352 Kバイト
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