高温における観測が可能な2D-3D電荷顕微鏡
高温における観測が可能な2D-3D電荷顕微鏡
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-024
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): 2D-3D Charge Microscopy for High Temperature Observation
著者名: 穂積直裕(穂積計測研究所)
著者名(英語): Naohiro Hozumi (Hozumi Measurement Lab)
キーワード: 空間電荷|超音波計測|絶縁システム|space charge|ultrasound measurememt|insulation system
要約(日本語): 高電界電気絶縁では,異種材料界面を含む複雑な系を扱うことが多く,界面に沿った空間電荷の拡がりによる電界歪とその動的変化を2次元・3次元的に把握する必要に迫られる。そこで適当なパラメータを仮定した計算が行われるが,現象は非線形的で,計算が正しい結果を示さないことが多いため,実測定に期待する処は大きい。走査型の測定装置としては,パルス静電応力法を利用した前野らによる装置が知られている。電荷から発生する音響信号を検出するために,金属電極と水を音響結合媒体として用いているが,音速が大きく異なることによる収差を補正するために,非球面音響レンズが使用されている。この収差は,音速が水に近い高分子製の基板を音響結合器として利用することで大幅に軽減でき,市販の球面超音波振動子を用いても良好な測定が可能であることが示されている。今般,水を結合媒体として利用ながら,試料との間に適当な熱絶縁を施して100℃を超える温度での測定観測を可能としたので,試作した系の概要を報告する。
本誌掲載ページ: 25-26 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 391 Kバイト
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