幅広パルス電圧と微分検出回路を用いた空間電荷分布測定 -微分静電応力法-

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-026

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Space Charge Distribution Measurement Using Long Pulse Voltage and Differential Detection Circuit − Differentiated Electro-acoustic Method −

著者名: 前畑真由（愛媛大学）,弓達新治（愛媛大学）,尾崎良太郎（愛媛大学）,門脇一則（愛媛大学）

著者名(英語): Mayu Maehata (Ehime University),Shinji Yudate (Ehime University),Ryotaro Ozaki (Ehime University),Kazunori Kadowaki (Ehime University)

キーワード: パルス静電応力法|微分静電応力法|空間電荷分布|ハイパスフィルタ|Pulsed Electro-acoustic Method|Differentiated Electro-acoustic Method|Space charge distribution|High-pass filter

要約(日本語): パルス静電応力法のインパルス応答は，最初のパルス成分の後に反対極性のリバウンド成分が続くため，通常は単極性ではなく双極性である。我々は，非常に長いパルス電圧と検出回路をハイパスフィルタとして用いてリバウンド成分を除去する方法を提案する。矩形波のパルス幅が増加すると，最初の成分とリバウンド成分の間のタイムラグが増加するため，リバウンド成分を時間軸上で分離でき，従来行っているリバウンド成分への信号処理を行うことなく，空間電荷分布計測ができる。本論文では，直流電界下のシート試料に対し，前述した手法を用いることで，空間電荷分布を忠実に表し得ることを実験的に示す。

本誌掲載ページ: 27-28 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 369 Kバイト