原子力発電所撤去ケーブルの漏れ電流測定にもたらす部分加熱の利点(2)
原子力発電所撤去ケーブルの漏れ電流測定にもたらす部分加熱の利点(2)
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-032
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Merits of Partial Heating on Leakage Current Measurements of Cables Harvested from a Nuclear Power Plant (2)
著者名: 佐藤孔亮(東京都市大学),田中 康寛(東京都市大学),平井直志(東京都市大学),大木義路(早稲田大学)
著者名(英語): Kosuke Sato (Tokyo City University),Yasuhiro Tanaka (Tokyo City University),Naoshi Hirai (Tokyo City University),Yoshimichi Ohki (Waseda University)
キーワード: 絶縁抵抗|高分子|絶縁材料|放射線|insulation resistance|polymer|insulating material|radio-active rays
要約(日本語): 沸騰水型(BWR)原子力発電所から撤去された難燃エチレンプロピレンジエンゴム(FR-EPDM)絶縁ケーブルと新品のケーブルに直流電圧を印加し,漏れ電流を電流積分法により計測した。その際,ケーブル全体を室温下に置く場合と,2mの長さのうち50cmの部分を80℃に加熱する場合を比較した。全印加電圧において,漏れ電流は,新品ケーブルよりも撤去ケーブルにおいて小さく,また,室温測定時よりも部分加熱測定時において著しく大きく測定される。すなわち,経年により漏れ電流が減少する事と,電流積分法による絶縁特性変化の検出感度は部分加熱により著しく上昇することが確認できた。
本誌掲載ページ: 33-35 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 822 Kバイト
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