電流積分電荷法を用いたケーブル状試料に対する劣化部分特定手法の提案
電流積分電荷法を用いたケーブル状試料に対する劣化部分特定手法の提案
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-051
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Proposal of Position Identify Method for a Degradation Part in Cable Samples Using DC Current Integrated Charge Measurement
著者名: 丸山夏輝(東京都市大学),川崎浩司(東京都市大学),三宅弘晃(東京都市大学),田中康寛(東京都市大学)
著者名(英語): Natsuki Maruyama (Tokyo City University),Koji Kawasaki (Tokyo City University),Hiroaki Miyake (Tokyo City University),Yasuhiro Tanaka (Tokyo City University)
キーワード: Q(t)法|EPR|部分加熱法|送電ケーブル|絶縁診断|Q(t) method|Ethylene Propylene Rubber|Partial heating method|Power transmission cable|Insulation diagnosis
要約(日本語): 長距離送電ケーブルは,設置された環境の影響を受け,トリーの発生など部分的な絶縁性が変化する可能性があるが,敷設後のケーブルに直流電圧を印加して絶縁性を評価する際には,特定の部位のみを評価するのは困難である。そこで,比較的簡便に絶縁性を評価できる電流積分電荷(Q(t))法を部分的に加熱した試料に適用し,その有効性を検証を試みた。今回は部分的に加熱処理した市販のエチレンプロピレンゴム(EPR)を絶縁体としたケーブル試料を用い,60および80℃で部分加熱してQ(t)測定を行った結果,60℃では高電圧時に総電荷量比に差が現れ,80℃では低電圧時から総電荷量比に差が確認された。これにより,部分加熱によるQ(t)法を応用することで,ケーブル試料の劣化部位を同定できる可能性があることが示唆された。
本誌掲載ページ: 57-58 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 827 Kバイト
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