大気圧プラズマ支援アニーリングした白金ドープ酸化チタンナノ粒子の酸化分解力と殺菌力

カテゴリ: 全国大会

論文No: 2-087

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Oxidative Decomposition and Bacterial Inactivation of Pt-Doped Titanium Oxide Nanoparticles Treated with Atmospheric Pressure Plasma-Assisted Annealing

著者名: 川上烈生（徳島大学）,牧野祐大（徳島大学）,白井昭博（徳島大学）,柳谷伸一郎（徳島大学）,中野由祟（中部大学）,新部正人（東京大学）

著者名(英語): Retsuo Kawakami (Tokushima University),Yuta Makino (Tokushima University),Akihiro Shirai (Tokushima University),Shin-ichiro Yanagiya (Tokushima University),Yoshitaka Nakano (Chubu University),Masahito Niibe (The University of Tokyo)

キーワード: 大気圧プラズマ支援アニーリング|光触媒半導体|白金ドープ酸化チタン|一般照明|酸化分解力|殺菌力|atmospheric pressure plasma-assisted annealing|photocatalytic semiconductor|Pt-doped titanium oxide|general lighting|oxidative decomposition|bacterial inactivation

要約(日本語): 光照射した酸化チタンナノ粒子は，光励起キャリアにより酸素や水分から活性酸素種を生成するため，酸化分解力と殺菌力を有する。しかしながら，光励起電子と正孔の再結合割合が高く，活性酸素種密度が低下し，光触媒活性が実用的に低いといった課題がある。その課題を解決する技術として，大気圧プラズマ支援アニーリング法を提案した。白金ドープ酸化チタンナノ粒子に大気圧プラズマ支援アニーリングを行うことにより，一般照明下（白色LED照射下）での色素酸化分解力および殺菌力が向上した。特に，殺菌力の向上は劇的である。この向上は，酸素空孔密度増加によるバンドギャップ幅の狭まりや吸着酸素密度増加によるupward band bendingの促進によると考える。

本誌掲載ページ: 95-96 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 278 Kバイト