Wiegandワイヤの磁化過程とパルス出力特性
Wiegandワイヤの磁化過程とパルス出力特性
カテゴリ: 全国大会
論文No: 2-114
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Magnetization process and pulse voltage of Wiegand wire
著者名: 鈴木丈士(横浜国立大学),竹村泰司(横浜国立大学)
著者名(英語): Hiroto Suzuki (Yokohama National University),Yasushi Takemura (Yokohama National University)
キーワード: センサ・デバイス|sensor device
要約(日本語): Wiegandワイヤは磁気的二層構造を有するとされており,磁化の向きが揃う平行状態から逆向きに外部磁界を印加すると,急峻な磁化反転が起こる。ワイヤに検出コイルを取り付けることで磁束変化による誘導起電力パルスを得ることができる。この磁化反転は外部磁界の変化速度に依存せず,一定電圧のパルス出力を得ることができるという特長を持つので,小型発電素子への応用が期待される。本研究ではWiegandワイヤの出力特性として磁壁の起点や,パルス波高値,半値幅,面積などの位置依存を考察することで,Wiegandワイヤの磁化過程を明らかにすることを研究目的とした。1 mm長,100 turnの検出コイルが7つ連続したものを作製し,0.25 mm径,15.5 mm長のWiegandワイヤの外周部に設置した。ワイヤの両端にはフェライトビーズを装着した。10 mm径,2 mm幅の小型円形のNdFeB磁石を回転させ,ワイヤの中心に交番磁界を印加した。この状態でパルスを1000 回観測した。当日は,観測されたパルスの波高値,半値幅やパルス面積,ワイヤと磁石間の距離を変えた場合の測定結果などを報告する。
本誌掲載ページ: 128-129 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 303 Kバイト
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