広帯域化と低群遅延特性の両立を目指した薄膜コモンモードフィルタの試作
広帯域化と低群遅延特性の両立を目指した薄膜コモンモードフィルタの試作
カテゴリ: 全国大会
論文No: 3-019
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Fabrication of Thin Film Common-Mode Filter with Broadband Filtering and Low Group-Delay Characteristic
著者名: 半田励(信州大学),伊藤帆俊(信州大学),曽根原誠(信州大学),佐藤敏郎(信州大学),中山英俊(長野工業高等専門学校)
著者名(英語): Rei Handa (Shinshu University),Hodaka Ito (Shinshu University),Makoto Sonehara (Shinshu University),Toshiro Sato (Shinshu University),Hidetoshi Nakayama (Nagano National College of Technology)
キーワード: コモンモードフィルタ|差動伝送線路|広帯域化|低群遅延特性|薄膜技術|common-mode filter|differential transmission line|wideband|low group-delay characteristic|thin-film technology
要約(日本語): 発表者らは,チップ部品であるコモンモードチョークコイルでは困難なコモンモードフィルタの低背化を主な目的とし,薄膜プロセスで作製可能なMIMキャパシタと結合インダクタから構成される薄膜コモンモードフィルタ(以下,薄膜CMFと記述)を開発している。薄膜CMFはLC共振を利用したフィルタであり,差動モード伝搬帯域が狭帯域であることから,主にアナログ信号用として研究されていた。そこで発表者らは薄膜CMFのデジタル信号への適用を目的とし,広帯域化と低群遅延特性の両立を目指した薄膜CMFを提案し開発を進めている。既に解析上で双方の特性を両立する薄膜CMFが確認された。本発表では薄膜CMFの試作結果について述べる。
本誌掲載ページ: 29-30 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 388 Kバイト
受取状況を読み込めませんでした
