海水中における電界共鳴方式ワイヤレス電力伝送の研究
海水中における電界共鳴方式ワイヤレス電力伝送の研究
カテゴリ: 全国大会
論文No: 4-085
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): electric field resonance wireless power transmission in seawater
著者名: 井口公佑(東京工科大学),新海健(東京工科大学),李寧(東京工科大学)
著者名(英語): kosuke Iguchi (Tokyo University of Technology),Takeshi Shinkai (Tokyo University of Technology),Ning Li (Tokyo University of Technology)
キーワード: ワイヤレス電力伝送|導電性|共振周波数|海水中|wireless power transfer|Conductivity|resonant frequency|Under sea water
要約(日本語): 液中で稼働する機器には空気中よりも腐食や漏電のリスクが高く,ワイヤレス給電の需要が高まっている。本研究は海水中の機器への電界共鳴方式を適用したワイヤレス電力伝送を目指す。ギャップ20mmで数W程度のモデルを製作し,空気中と海水中での伝送特性を検証した。空気中と異なり,海水中の導電電流が伝送に寄与しており,受電電力が2.0W(空気中)から4.0W(海水中)へ増加し,共振周波数が30MHz(空気中)から2.7MHz(海水中)まで低下することがわかった。電極の腐食防止と伝送効率の両立が課題であり,効率の低下を防ぐために2種類のフッ素加工を施した電極を製作し実験を行っている。今後,電極表面処理の違いによる比較を行う。
本誌掲載ページ: 142-143 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 599 Kバイト
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