キャリア周波数変更と1パルス運転によるグリッドフォーミングインバータの過電流運転

カテゴリ: 全国大会

論文No: 4-123

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Operation of Grid-Forming Inverter Under Overcurrent Condition with Carrier Frequency Change and One-Pulse Operation

著者名: 中波亮太（長岡技術科学大学）,三浦友史（長岡技術科学大学）,植田喜延（明電舎）,濱田鎮教（明電舎）

著者名(英語): Ryota Nakanami (Nagaoka University of Technology),Yushi Miura (Nagaoka University of Technology),Yoshinobu Ueda (Meidensya Corporation),Shizunori Hamada (Meidensya Corporation)

キーワード: グリッドフォーミングインバータ|キャリア周波数変更|1パルス運転|過電流運転|Grid-Forming Inverter|Carrier Frequency Change|One-Pulse Operation|Overcurrent Operation

要約(日本語): 再エネ電源の大量導入を背景に，系統に慣性を供給するグリッドフォーミング（GFM）インバータが注目されているが，GFMインバータは系統擾乱時に容易に過電流を出力し，過電流による発熱に素子が耐えられないという課題がある。本研究ではGFMインバータが短時間の過電流運転の継続を実現する手法として，過電流時にPWMのキャリア周波数を低減するキャリア周波数変更と，基本波半周期につき1パルスのみの出力を行う1パルス変調適用の2つの損失低減手法により，過電流運転を実現する手法を提案した。提案した過電流対策制御は，過電流時の損失を定格運転時以下としながら，理想的なVSG動作と同様の慣性サポートを行えることを確認した。

本誌掲載ページ: 205-207 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 786 Kバイト