半断線電源コード通電時の伝導ノイズ解析（第5報）

カテゴリ: 全国大会

論文No: 4-203

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Analysis of Conducted Emission of Energized Power Supply Cord with Broken Element Conductors (Report No.5)

著者名: 近藤拓馬（名古屋工業大学）,島田美月（名古屋工業大学）,水野幸男（名古屋工業大学）,林文移（河村電器産業）

著者名(英語): Takuma Kondo (Nagoya Institute of Technology),Mituki Shimada (Nagoya Institute of Technology),Yukio Mizuno (Nagoya Institute of Technology),Wenyi Lin (Kawamura Electric Inc.)

キーワード: 半断線|電源コード|伝導ノイズ|掃除機|broken element conductors|power supply cord|conducted emission|vacuum cleaner

要約(日本語): 電線の短絡は電気火災発生の主要因の一つであり，外部からの機械的圧力により導体素線の一部が断線され半断線状態にある電源コードでも短絡が生じる。筆者らは半断線電源コードの短絡を再現し，短絡検出手法を提案してきた。火災未然防止の観点では，短絡発生前に半断線の存在を検知することが望ましい。本論文では，伝導ノイズによる検討を行った結果を報告する。半断線電源コードでは，通電の繰り返しにより健全電源コードに比べて1.5~3.5MHzの領域の伝導ノイズレベルが上昇している。この変化は，電気ヒータを負荷とした結果と同じであり，半断線状態の検出に有用である可能性が示唆される。

本誌掲載ページ: 332-333 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 311 Kバイト