マルチキャリア後方散乱通信を用いた浮上式鉄道用地上コイルの振動測定手法

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-006

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Vibration Measurements for Ground Coils of Superconducting Maglev using Multicarrier Backscatter Communications

著者名: 田中実（鉄道総合技術研究所）,中嶋稔（鉄道総合技術研究所）,鈴木賢次（鉄道総合技術研究所）,三次仁（慶應義塾大学）,徳増理（慶應義塾大学）

著者名(英語): Minoru Tanaka (Railway technical Research Institute),Minoru Nakashima (Railway technical Research Institute),Kenji Suzuki (Railway technical Research Institute),Jin Mitsugi (Keio University),Osamu Tokumasu (Keio University)

キーワード: マルチキャリア後方散乱通信|振動測定|浮上式鉄道|地上コイル|Multicarrier backscatter communications|Vibration measurement|Superconducting maglev|Ground coil

要約(日本語): 浮上式鉄道用地上コイルは，車両通過時に電磁力により加振されるため，振動特性の把握は重要である。簡易に振動監視を行うため，電力供給とデータ通信を無線で行うマルチキャリア後方散乱通信による振動測定手法の導入を検討した。実際に，マルチキャリア後方散乱通信に対応した2個のバッテリレス無線加速度センサと有線加速度センサを地上コイルに設置して機械加振試験を実施した。その結果，非接触で電力供給を行いながら2個のバッテリレス無線加速度センサのデータを同期して収集ができることを確認した。また，フィルタ処理を行うことで，有線の加速度センサの測定結果とほぼ一致することも確認した。

本誌掲載ページ: 9-11 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 605 Kバイト