ハルバッハ配列磁石を有するEV用主機モータに関する検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-029

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Basic Examination of EV Traction Motors with Halbach Array Magnets

著者名: 栁沼昂志（東北大学）,中村健二（東北大学）

著者名(英語): Yaginuma Koshi (Tohoku university),Nakamura Kenji (Tohoku university)

キーワード: 電気自動車|表面磁石同期モータ|ハルバッハ配列

要約(日本語): 近年，温室効果ガスを排出しないEVの普及が拡大しており，駆動源となるモータにはさらなる小型高出力・高効率化が求められている。本稿では，EV用主機モータの高トルク密度化を目的として，ハルバッハ配列磁石を有する表面磁石同期モータに関して，これに適した固定子スロット構成について基礎検討を行った。2次元有限要素解析により，16極48スロットと16極18スロットで速度トルク特性を算定したところ，16極18スロットで最大トルクが目標値の550 N·mに届いていることが分かった。これは，スロット数の減少による鉄心の実行断面積の拡大と，固定子極先端のツバを省くことによる巻線スペースの拡大が原因だと考えられる。今後は，損失や効率に関する比較検討を行うとともに，実機検証を行う予定である。

本誌掲載ページ: 44-45 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 297 Kバイト