異なる巻線特性を有する二重三相PMSMの仮想同一巻線モデルに基づく電流制御法

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-086

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Current control method based on virtual identical winding model of dual three phase PMSM with different winding characteristics

著者名: 中村直人（津山工業高等専門学校）

著者名(英語): Naoto Nakamura (National Institute of Technology, Tsuyama College)

キーワード: 永久磁石同期モータ|二重巻線|電流制御|PMSM|dual winding|current control

要約(日本語): 異なる巻線特性を有する二重三相PMSMは従前のPMSMの効率駆動範囲拡大を目指し開発されたモータである。本モータは2個の異なる特性からなる二重の三相巻線を有しており，高トルク発生が必要な低・中速域では両巻線に同時に通電し，高速駆動が必要な領域では一方の巻線のみに通電することで，PMSMの効率性を拡大することができる。一方で，二重三相PMSMは両巻線の同時通電時に，巻線間の磁気的な相互干渉に起因して電流制御系が不安定化することが知られている。本論文は，この電流制御不安定化を解決すべく，新たな電流制御法を提案する。提案法は1. 高速・低速モード電流の分離制御，2. 磁気飽和等のパラメータ変動にロバスト，3. 簡易構成，という特徴を有している。

本誌掲載ページ: 143-145 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 562 Kバイト