高周波電流重畳に起因する拡張誘起電圧を用いたSynRMの低速時位置センサレス制御のd軸インダクタンス誤差の影響
高周波電流重畳に起因する拡張誘起電圧を用いたSynRMの低速時位置センサレス制御のd軸インダクタンス誤差の影響
カテゴリ: 全国大会
論文No: 5-115
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル:高周波電流重畳に起因する拡張誘起電圧を用いたSynRMの低速時位置センサレス制御のd軸インダクタンス誤差の影響
タイトル(英語): A Study of Effects of d-axis Inductance Error for Position Sensorless Control of SynRM at Low Speed Using Extended EMF Caused by High-frequency Current Superimposing
著者名: 冨田睦雄(岐阜工業高等専門学校),長谷川勝(中部大学),道木慎二(名古屋大学)
著者名(英語): Mutuwo Tomita (National Institute of Technology, Gifu College),Masaru Hasegawa (Chubu University),Shinji Doki (Nagoya University)
キーワード: シンクロナスリラクタンスモータ|位置センサレス制御|低速|パラメータ誤差|synchronous reluctance motor|position sensorless control|low speed|parameter error
要約(日本語): 回転子に巻線も永久磁石も持たないシンクロナスリラクタンスモータ(SynRM)が注目されている。SynRM のトルク制御のためには,回転子の位置情報が必要であるが,回転子位置センサは信頼性やスペースの占有の問題などがあるため,位置センサレス制御が望まれている。しかし,低速駆動時の位置センサレス制御は困難であり,これまで低速時の同期モータの位置センサレス制御法として,幾つかの,高周波電圧を重畳する手法が提案されてきた。筆者らは,低速時のSynRM において,大きさの小さい高周波電流を円重畳法により重畳し,これによって拡張誘起電圧(EEMF)に重畳されて現れる位置情報を持つ高周波拡張誘起電圧(高周波EEMF)を数式モデルと同期検波により推定し,位置情報を推定する位置センサレス制御法を提案してきた。本稿では,本手法において用いるSynRM のモデルのd 軸インダクタンス誤差が位置推定に及ぼす影響について考察し,実機実験による検証を行ったので報告する。
本誌掲載ページ: 195-197 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 1,017 Kバイト
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