ナノ結晶鉄心および磁性テープ巻平角アルミニウム巻線を用いた鉄道用高周波トランスの銅損低減

カテゴリ: 全国大会

論文No: 5-127

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Reduction of Copper Loss in High-frequency Transformer for Railway Using Nanocrystalline Core and Magnetic Tape-wrapped Rectangular Aluminum Winding

著者名: 鈴木捺大（信州大学）,志村和大（信州大学）,佐藤光秀（信州大学）,水野勉（信州大学）,小池徳男（イチカワ）,鄭建平（イチカワ）,櫻田昌之（イチカワ）,根橋孝男（イチカワ）,安本智志（イチカワ）

著者名(英語): Nao Suzuki (Shinshu University),Kazuhiro Shimnura (Shinshu University),Mitsuhide Satou (Shinshu University),Tutomu Mizuno (Shinshu University),Norio Kike,Jianping Zheng,Masayuki Sakurada,Takao Nebashi,Satoshi Yasumoto

キーワード: 鉄道用高周波トランス|ナノ結晶鉄心|磁性テープ巻平角アルミニウム巻線|銅損低減|high-frequency transformer for railway|nanocrystalline core|magnetic tape wrapped rectangular aluminum winding|reduction of copper loss

要約(日本語): 鉄道車両で用いる磁気部品には，小型化に向けた駆動周波数の高周波化が求められている。しかし高周波駆動では表皮・近接効果による銅損が増加することからその抑制が必要である。本論文では，鉄道用高周波トランスにナノ結晶鉄心および巻線に磁性テープを適用したモデルから，FEM磁界解析を用いて銅損の低減を検討している。鉄心を従来のフェライトに比べ飽和磁束密度の高いナノ結晶に変更し，鉄心体積を60％削減したことから巻線の長さを短くできる。また，巻線に磁性テープを適用することで巻線の近接・表皮効果を抑制し，交流銅損を低減している。その結果，鉄心の変更によって銅損を33％低減し，磁性テープの適用により交流銅損を51％低減した。

本誌掲載ページ: 216-217 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 416 Kバイト