亜鉛めっき鋼より線の減肉顕在化に伴う色変化
亜鉛めっき鋼より線の減肉顕在化に伴う色変化
カテゴリ: 全国大会
論文No: 5-204
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Color change due to thinning of galvanized steel strands
著者名: 谷口宗大(鉄道総合技術研究所),臼木理倫(鉄道総合技術研究所),松村周(鉄道総合技術研究所),山下主税(鉄道総合技術研究所)
著者名(英語): Sota Taniguchi (Railway Technical Research Institute),Tadanori Usuki (Railway Technical Research Institute),Itaru Matsumura (Railway Technical Research Institute),Chikara Yamashita (Railway Technical Research Institute)
キーワード: 電車線路|保全|亜鉛めっき鋼|腐食|RGB|元素分析|contact line|maintenance|galvanized steel|corrosion|RGB|elemental analysis
要約(日本語): ちょう架線の亜鉛めっき鋼より線(以下,より線)は,腐食し減肉が顕在化する際に表面の色変化(赤→黒)を伴うことが経験的に知られているが,色変化に関する研究例はなく原因は不明である。本稿では,CCTで腐食させたより線の観察・分析から,減肉顕在化に伴う色変化の原因について考察した結果を報告する。CCT後のより線表面には減肉が顕在化した灰色箇所と減肉が未顕在の茶色箇所が存在し,灰色箇所ではFeの酸化物,茶色箇所ではFeとZnの酸化物が表面に露出していることがわかった。Feの酸化物にZnの酸化物が混ざることで異なる色調を示し,減肉顕在化に伴う色変化は最表面がFeとZnの酸化物からFeの酸化物に変化するために生じると考えられる。
本誌掲載ページ: 344-345 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 588 Kバイト
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