自然由来系CO2/O2消弧ガスにおけるアーク遮断過程で形成される高温ガスの耐電界特性：50%C2F4と10%Cu蒸気の2種蒸気混入

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-006

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル：自然由来系CO₂/O₂消弧ガスにおけるアーク遮断過程で形成される高温ガスの耐電界特性：50%C₂F₄と10%Cu蒸気の2種蒸気混入

タイトル(英語): Withstanding electric field strength of high temperature gas formed during arc quenching process in CO₂/O₂ gas multi-mixed with 50%C₂F₄ and 10%Cu vapor

著者名: 内山隼輔（名古屋大学）,横水康伸（名古屋大学）,兒玉直人（名古屋大学）,真島周也（東芝エネルギーシステムズ）,森正（東芝エネルギーシステムズ）,井上徹（東芝エネルギーシステムズ）

著者名(英語): Shunsuke Uchiyama (Nagoya University),Yasunobu Yokomizu (Nagoya University),Naoto Kodama (Nagoya University),Amane Majima (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Tadashi Mori (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation),Toru Inoue (To

キーワード: CO2/O2混合ガス|PTFE|銅蒸気|構成化学種|衝突電離係数|電子付着係数|CO2/O2 gas mixture|PTFE|Copper vapor|Gas component species|Collision ionization coefficient|Electron attachment coefficient

要約(日本語): 高電圧遮断器のアーク消弧過程では，高温ガスによって消弧室構成部品であるノズル材や電極材が溶発することがある。我々の研究では，自然由来系CO₂/O₂消弧ガスについて，C₂F₄溶発蒸気に加えてアーク接触子材料からのCu蒸気（以下，C₂F₄/Cu蒸気と記す）が混入した状態を対象として，研究を進めている。30%C₂F₄/10%Cu蒸気が混入した高温CO₂/O₂ガスでの反応生成物ひいては同ガスの耐電界特性を導出し，CuはC₂F₄からのFと結合して，特に3000 K以下ではCuFなどのフッ素化合物になり，臨界換算電界E_cr/Nに影響を与えないことを明らかにしてきた。本報告では，前述した条件よりもC₂F₄の混入量を高めた，50%C₂F₄/10%Cu蒸気が混入した高温ガスについて，熱分解・結合反応後の生成化学種を述べ，次いで，E_cr/Nを述べている。

本誌掲載ページ: 6-7 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 226 Kバイト