Dry-air封入遮断器の高周波電流遮断性能の調査

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-036

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Investigation of high frequency current interrupting performance of dry-air gas circuit-breaker

著者名: 稲垣卓志（三菱電機）,赤星卓勇（三菱電機）,中村泰規（三菱電機）,常世田翔（三菱電機）,亀井健次（三菱電機）

著者名(英語): Takashi Inagaki (Mitsubishi Electric Corporation),Takao Akahoshi (Mitsubishi Electric Corporation),Yasunori Nakamura (Mitsubishi Electric Corporation),Sho Tokoyoda (Mitsubishi Electric Corporation),Kenji Kamei (Mitsubishi Electric Corporation)

キーワード: ドライエア|直流遮断器|脱SF6|高周波遮断|残留電流|dry-air|DC circuit-breaker|non-SF6|high-frequency interruption|residual current

要約(日本語): 高電圧直流送電系統に適用される直流遮断器（DCCB）は，数10 kAの直流事故電流を遮断する主遮断部と事故電流を遮断した後に流れる数100 Hz，数100 Aの減衰性振動電流を遮断する残留電流開閉器（RCS）から構成される。このRCSには，減衰性振動電流（残留電流）の速やかな遮断によって交流系と同様の高速度再閉路を実現可能とすることと，雷サージ等の過電圧に耐えることが要求される。このようなRCSへの要求に対しては，交流系に適用されてきたSF6ガス遮断器（GCB）であれば，上記性能を満たしうるが，今後のSF6ガスレス化に向けては，代替ガス封入開閉器の適用が望ましいと考える。本稿においては，Dry-airを封入した開閉器の適用を検討すべく，RCSの遮断責務を解析し，その責務を考慮して，交流系の245 kV級パッファ形GCBにDry-airを封入した供試器を用いて残留電流を模擬した遮断試験を行った結果を報告する。

本誌掲載ページ: 44-46 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 706 Kバイト