主系統電圧維持能力低下時の過渡安定度向上対策に関する考察
主系統電圧維持能力低下時の過渡安定度向上対策に関する考察
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-062
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): A Study on Improving Transient Rotor Angle Stability of Weak Voltage Stiffness in Main Power System
著者名: 小島悠聖(富山大学),井上俊雄(富山大学),小出明(富山大学)
著者名(英語): Yusei Kojima (University of Toyama),Toshio Inoue (University of Toyama),Akira Koide (University of Toyama)
キーワード: 主系統電圧維持能力|過渡安定度|短絡容量|無効電力|voltage stiffness in main power system|transient rotor angle stability|short circuit capacity|reactive power
要約(日本語): 近年,環境問題や資源問題の対策として,再生可能エネルギーの主力電源化が進行している。それに伴い,太陽光発電や風力発電などの非同期電源が増加すると,火力発電など主系統電圧維持能力を支える同期電源が減少する。本稿では,主系統の短絡容量の低下,すなわち主系統電圧維持能力の低下によって起こる問題についてシミュレーション解析をし,その対策について考察を行った。主系統電圧維持能力の低下により過渡安定度が悪化することと,無効電力により電圧を維持できることから,無効電力の注入が過渡安定度の向上につながることが分かった。また,STATCOMを適用することで,無効電力の注入によって過渡安定度の向上が見られるという結果を得ることができた。
本誌掲載ページ: 90-92 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 470 Kバイト
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