慣性応答領域の周波数調整力の定量化に向けた初期検討

カテゴリ: 全国大会

論文No: 6-088

グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集

発行日: 2024/03/01

タイトル(英語): Basic Study on Quantification of Frequency Response Reserve in the Inertia Time Domain

著者名: 志熊亮佑（早稲田大学）,織原大（産業技術総合研究所）,喜久里浩之（産業技術総合研究所）,田岡久雄（産業技術総合研究所）,金子曜久（早稲田大学）,林泰弘（早稲田大学）

著者名(英語): Ryosuke Shikuma (Waseda University),Dai Orihara (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology),Hiroshi Kikusato (National Institute of Advanced Industrial Science and Technology),Hisao Taoka (National Institute of Advanced Industrial S

キーワード: 慣性|周波数調整力|grid-following inverters|grid-forming inverters|fast frequency response|inertia|frequency reserve|grid-following inverters|grid-forming inverters|fast frequency response

要約(日本語): 近年のインバータ電源増加に伴い，一次調整力より早い時間領域の応答（FFR: Fast Frequency Response）の要件整備が進められている。そのFFRよりも前の時間領域は主に同期発電機の慣性応答（IR: Inertial Response）により安定化されているが，近年開発が進められている慣性低下対策インバータ電源もそのIR領域の調整力を保持することが期待される。しかしこのIR領域の調整力の要件はまだ十分に検討されておらず，所望の周波数安定性に対して調整力の必要量を適切に確保できるよう要件を策定することが重要である。本検討では調整力の定量的な要件策定に向けて，IR領域の系統内電源合計の周波数調整力を，その系統が示す周波数安定性指標の値と定義し，IR，FFR領域の対策インバータ電源ごとの有効電力出力量の違いについて定量的に評価する。

本誌掲載ページ: 140-142 p

原稿種別: 日本語

PDFファイルサイズ: 446 Kバイト