電力市場モデルを用いたkWh価格とΔkW価格の相互作用が供給力調達に与える影響の分析
電力市場モデルを用いたkWh価格とΔkW価格の相互作用が供給力調達に与える影響の分析
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-102
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Analysis of Supply Power Procurement Considering the Interaction of kWh and ΔkW Prices in the Electricity Market
著者名: 加藤啓太(東北大学),斎藤浩海(東北大学)
著者名(英語): Keita Kato (Tohoku University),Hiroumi Saitoh (Tohoku University)
キーワード: スポット市場|調整力市場|ミクロ経済学|発電機起動停止計画問題|最適化手法|需給平衡|spot market|reserve market|microeconomics|unit commitment problem|optimization method|supply and demand
要約(日本語): 経済合理的に電力需給を一致させるために市場メカニズムが用いられている。著者らは,電力市場の取引が電力システムの安定運用に与える影響を解析するために電力市場取引モデルを構築している。本稿では,スポット市場と調整力市場に入札する調整力提供者が一日で総利潤を最大にすること目的とした発電機運用計画を基に市場に入札した場合に,供給力調達とそのコストに与える影響をモデルにより分析した。その結果,調整力提供者がスポット市場の落札価格を高く予測すると供給力は調達可能となり,調整力市場の落札価格を高く予測すると供給力が調達しにくくなることを明らかにした。また,二つの市場の関係によっては,供給力調達コストを増大させることを示唆した。
本誌掲載ページ: 165-167 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 497 Kバイト
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