配電系統の実需要推定手法に関する基礎的検討
配電系統の実需要推定手法に関する基礎的検討
カテゴリ: 全国大会
論文No: 6-125
グループ名: 【全国大会】令和6年電気学会全国大会論文集
発行日: 2024/03/01
タイトル(英語): Fundamental study on actual demand estimation methods for power distribution system
著者名: 後藤泰希(早稲田大学),若尾真治(早稲田大学),冠城さやか(東京電力ホールディングス),長谷川匡彦(東京電力ホールディングス),唐澤利史(東京電力ホールディングス)
著者名(英語): Taiki Goto (Waseda University),Shinji Wakao (Waseda University),Sayaka Kaburaki (Tokyo Electric Power Company Holdings),Masahiko Hasegawa (Tokyo Electric Power Company Holdings),Toshihumi Karasawa (Tokyo Electric Power Company Holdings)
要約(日本語): 近年の太陽光発電(PV)システム大量導入に伴い,配電系統で測定される見かけの需要は実需要と大きく異なりつつある。実需要の把握が必要となる場面もあるが,逐一把握する事は現実的ではない。そこで,2種類の手法を用いて配電線の見かけの需要から実需要を推定し,両手法の特徴を分析した。1つめの手法では,見かけの需要から,対象エリア内のPV4地点の出力を基に推定したエリア全体のPV出力を引いたものを実需要推定値とした。2つめの手法では,過去の実測データより,実需要やPVの基本波形をあらかじめ導出しておき,それらを組合わせて見かけの需要を近似的に再現する手法である。1つめの手法では局所的なPV変動特性が過大に反映された結果として実需要波形が不自然に脈動してしまう短所が見られたが,2つめの手法では実需要波形が対象日に寄らず安定していた。
本誌掲載ページ: 209-211 p
原稿種別: 日本語
PDFファイルサイズ: 547 Kバイト
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